【お迎え編】はじめてのねことの暮らし
ねこと暮らし始めて2年になったので、お迎えまでのことを残しておきたいと思います。猫と暮らしたい、お迎えしたいという方の役に立てばうれしいです。今回は、お迎え編。当日の様子とか気をつけたこととか書き残します。
▼この記事の内容
保護猫カフェでの出会い
いくつか回った保護猫カフェのなかから「ここのお店の子をチェックする」というところを決めていました。お金も貯まって、現実味を帯びてきた〜!というところで、再度その2店舗を訪問。
事前に在籍ねこちゃんの紹介を見て、私たちの条件である「1〜3歳ぐらい」というねこちゃんがどの子なのかを確認していきました。
まず、1つ目の猫カフェに到着。写真で見ていた子と触れ合おうと試みたところ、持っていたチュールを俊敏に奪われる。わたしたちよりも完全に賢い子でした。もう1匹気になる子がいたけれど、その子はもう新しいおうちが決まったとのこと。
チュールを奪った彼は可愛かったけれど、うちの家で一緒に過ごしている様子があまりイメージできなかったので一旦保留して家に帰りました。
家で夫と話し合い、もう一つの店舗の子を確認。気になる子(現在のうちの子)がいたので、わたしひとりで仕事終わりにお店に行ってきました。が、ぜんぜん触れ合えず。子猫や人が好きな子が寄ってきて、遠くから見るだけでした。
帰りにお店の方に、気になっていることを伝えると、「慣れたら、そっと近くにくる可愛い子です」「ちょっと不思議ちゃんで、ラグの下によく潜っています」「扉への執着があって。引き戸も扉も全部開けます。いたずらするタイプかも。ここの扉に鍵がついているのはこの子が開けるための対策です」「涙が出やすくて、たまに目薬しています」など、いろいろ教えてもらいました。
帰って、夫に動画を見せつつ報告。二日後に一緒にお店に行くと、夫も「この子と一緒に暮らしたい」とのこと。(この日も特に触れあっていません。他の子に構われている私たちのことを少し離れたところから見ている様子を見ただけ。笑)
里親希望のことを伝えると、お店の方から説明があり連絡先などを記入をしました。
譲渡のながれ
それから保護主さんと連絡のやりとりがあり、ついにねこがうちに!身分証明書の提示、誓約書のチェックと読み合わせがあり、雑談という感じで今回のお迎えの経緯などお話しました。
譲渡費用もそこでお渡しし、トライアル期間は1ヶ月とのこと。正式譲渡になったあとは、マイクロチップをいれて証明書の写真を送ってくださいとのこと。それで終了。
ちゃんと確認せずながれがよくわかってなかったのですが、里親側が「正式譲渡でお願いします」というような意思表示をして譲渡となるようです。トライアル期間はわたしが試されている期間でもあると思ってたので、保護主さん側から何かあるのかと思っていました。(そして変な聞き方してしまって恥ずかしかった…)
たぶん保護主さんによって違うので気になる方は、トライアルの終わり方?を尋ねておいたら安心かと思います。
触りたい気持ちを抑えて空気になる
ねこは、キャリーバッグから出てくるとソファーの下で固まる。
保護主さんが帰られたあとは、私も夫も空気に徹しました。ねこをジロジロ見たりしない、目線も違うところに。大きな音や声を立てない。
夫はYouTubeでお迎え当日の予習していたので、わたしが何かを言うことなくひとりで空気になっていました。ねこは、2時間・3時間ぐらいすると静かーに部屋のなかの探検をスタート。
少し近くにきたので、目線を合わせず少し触ってみている様子。
夜になると、近くに来てびっくり。
さすがに一緒には寝てくれないか〜と思っていたら、夜中にベッドにのってきてふみふみ、にゃーにゃー。夜鳴きがすごくて全く眠れませんでした。そうだよね、これまで他のねこもたくさんいたんだもんねと思うと同時に、この子はわたしたちしか頼れないのかと実感。一生幸せにするからなという決意がよりいっそう固くなりました。
トイレしていないかも‥病院へ
ねこはおしっこがでない=まじでやばい!24時間出ていないと、尿毒症になり死んでしまう可能性があるというぐらい危険なので、お迎えの次の日はドキドキしていました。夫が休みの日で様子を見てもらっていたけれど、トイレに行っている様子がないとのことで冷や汗かきながら病院へ。
あんまり尿がたまってなかったようで、先生いわくどこかでこっそりしているのでは?と。その他も診察してもらったけど、保護猫であること+お迎えしたばかり+おしっこでなくてパニック状態なので、受け答えがうまくできませんでした。
病院にいついくことになるかはわからないので、お迎えしてから早いうちに保護主さんからも受け取ったワクチンの証明や事前に聞いていた保護の時期など、時系列に手帳にまとめておくと良いかと思います。
順序だてて話すのがほんとに大変でした。(かつ飛び込みでいった病院の先生とわたしの相性がよくなくてすごく怖かった…)診療費は、1万円ぐらいだったはず。
ということで、お迎え後すぐに病院にかかったけど何もなく。その後も3日ぐらい夜中に暴れたり、鳴いたりが続きましたが(夫は寝不足で心折れかけてたけど)トライアルが終わる頃にはもうしっかりうちの子でした。
【お迎えまで編】はじめてのねことの暮らし
ねこと暮らし始めて2年になったので、お迎えまでのことを残しておきたいと思います。猫と暮らしたい、お迎えしたいという方の役に立てばうれしいです。
この記事の内容
初めにやったこと、夫をねこ派にする
ねこと触れ合った経験のない夫を、ねこ派にする。ねこをお迎えするのには、お金もかかるし引っ越しも必要だし、何より生活の全てがねこ優先になる。
それも良しと思うためにも、まずは実家の猫の動画を見せて洗脳を始めた。あとうちのねこがどれほどに可愛いかをことあるごとに説く。そのうちYoutubeで、夫自ら推しねこを見つけるようになる。毎日アップされる動画を楽しみにするようになり、しばらくすると「早くねこをお迎えしたい」と言うようになりました。
当時はお金の余裕もなく引越しのためにお金を貯めている状態だったので、1年ぐらい時間をかけて親ねこ派にすることに成功した。お迎えしたいというので、アレルギー検査も受けてもらいました。
ねこ可物件に引っ越す
ペット可は、よく確認しないと「小型犬のみ」という場合がある。
間取りもよく、新しめの賃貸はだいたい「小型犬のみ可」だった。そして、ねこ可は大体駅から遠い物件に多いです。
大手サイトで調べる場合は、徒歩20分以上もチェックしないと、そもそも候補の家すら出てこないことがある。1、2件ほど自分たちで気になる家を探してから不動産屋に行きました。
結局このときは、不動産屋がつながりを持っている賃貸を紹介され、築年数は30年ぐらいだったけど、中はリノベーションされていて使いやすい1LDK。キッチンが広いのがよかった。もちろん駅からは遠く、徒歩25分ぐらい。
細かく検索できるペットホームウェブにはお世話になりました。現在は、ペットホームウェブで見かけて気になっていた家(前回の引越し時は満室だった)に引っ越ししています。
ねこ可物件は地域にもよると思うが、犬可能より少ないです。そういった事情により気に入っている物件には長く住み、流動性がないとのこと。すぐに引っ越す予定がなくても、定期的に見て気になる家をチェックしておくと良いかもしれません。
「どうやってねこをお迎えするか」を話し合う
引越しを完了し、晴れてねこをお迎えできる環境になった。次にねこをどういったところからお迎えするかを話し合いました。
わたしは、もともと実家で一緒に暮らしていた猫が捨て猫だったということもあり、次に迎え入れるとしても保護猫にしたいという希望がありました。夫の推し猫ももともと保護猫だったため、保護猫を迎え入れようという話になりました。
夫はねこ初心者、共働きで家を開けることもあるため「性格がわたしたちと合う大人猫がいいね」ということになり、触れ合ったり性格など細かに質問できる保護猫カフェが選択肢にあがりました。
近くの保護猫カフェをピックアップして、たぶん5件ぐらいに遊びに行きました。
わたしが、保護猫カフェでチェックしていたこと
- ねこたちの体調がよさそうか
保護猫なので、過去のねこ風邪の影響でくしゃみしてる、涙出てるみたいな子はいます。それでも全体的に健康そうかどうかを見ていました。特に毛並みや、目やにや鼻くそなどがひどくないか。 何匹かいるうちの数匹だったら、その子の特性ということになるが、ほぼ全ての猫である場合、その店は信用ならないと判断していました。 - お店の方と自分たちの相性がよさそうか
譲渡までのあいだ、お店の方と関わる場面は何度かあります。自分たちの考えなどと相性がよいかどうか?などは割と大事だと思った。悲しいことがなくなるようにとの思いで保護活動されているのだけど、それでもいろいろな考えの方がいるので…。なんとなくのフィーリングだけど話しやすそうとか、お店の雰囲気とか他のお客さんとの距離感とか。 - お店の方がねこたちのことを把握しているか
ねこたちの性格や好きなものなど、いろいろ教えてくれる場合がほとんどです。しっかりねこたちの様子を教えてくれるところは、1匹1匹のことを気にかけていてねこたちも健康なことが多い印象でした。
その他、ねこを迎える方法
①ブリーダーから
友人がこのサイトを使ったと話していました。スコティッシュとかマンチカンとか特定の種類の子をお迎えしたい場合などの場合に。ブリーダーさんにもよると思うが、お迎えの日までこまめに写真を送ってくれて母猫や兄弟猫のことなども教えてもらえたとのことです。
②ペットの里親募集サイト
個人の保護主さんとやり取りして譲渡となるようです。保護主さんごとに条件などが異なります。
③動物愛護センター
地域の動物愛護センターに譲渡を待っている犬やねこがいます。まずは講習をうけるなど、地域によって条件などが異なります。
④ペットショップ
大体の場合、誰でも条件なくお迎えすることができる。当日に連れて帰ることもできる。
これから一緒に暮らしていく子だからこそ、できるなら全ての子達がどこからどのようにお迎えするのかも考えた上でお迎えされてほしいなと思っています。ねこたち、みんなもれなく幸せに過ごしてほしい。
お金を貯める
保護猫カフェからのお迎えには、譲渡費用が4万円でした。(お店や保護主さんによります)家も、ねこを飼うと賃料が5,000円UP+礼金5万でした。それに、ねこと人が初日から快適に過ごすためのお金も必要でした。
・キャットフード:1,500円(猫カフェで食べているフードと同じものを用意)
・猫トイレ(システムトイレの場合):本体3,000円+砂1,200円+シート1,000円
以下、私たちが必要だと思ったもの
・医療費:50,000円
(お迎え後、環境の変化で病院に連れて行くことになるかもしれないので多めに準備した)
・ねこトイレをいれる家具:7,000円
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(夫がどうしてもリビングにトイレをむき出しでおきたくないと言ったため。後々でいいじゃんと思っていたが、最初から導入してよかった。保護猫カフェでも使っている形と同じものだったから、うちの子はすぐに使ってくれた)
・空気清浄機:30,000円程度
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(夫がハウスダストアレルギーのため、ねこがベッドの下にもぐったりしてほこりが舞うことを考慮)
・ロボット掃除機 :20,000円程度
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(アレルギー対策として、ねこ毛の掃除を毎日するため)
・脱走防止扉の制作費:6,000円
(2×4材を2本、1×4材を3本、ラブリコ2個、プラダン1枚、蝶番・木ネジなど)
・網戸ロック・窓ロック:100均で購入
お迎えまでに必要なものを洗い出すと、私たちの場合は20万円程度必要となりました。
また、ねこを迎えたあと月々に必要なお金についてもだいたいで見積もり、家計を調整した。
・キャットフード:1,500円
・おもちゃ:500円
・トイレシート・砂:(2ヶ月に1回買い足す)1,000円
・医療費積立:8,000円
通院がどのぐらいの頻度で必要かわからなかったため、一度8,000円で見積もりしました。何かあって足りない場合は、夫婦貯金から出すことも、話し合って合意を得ています。
お金が貯まるまではただただSNSを眺めたり、ペットのおうちを眺めたりする日々を過ごし準備を進めました。